吊りしのぶ

気の向くまま、思い付くままに。記憶にとどめたいoutputの場として。

最近、間違いだらけのNHKニュース

夜はNHKの「ニュースウオッチ9」を見ることが多いが、最近やたらと言い間違いや表記ミスが多い。いつからなのかよくわからないが、昨年あたりから目に付くようになった気がする。

www.nhk.jp

昨晩(9日)も「対症療法」を「対処療法」と言い間違え、番組の最後に和久田アナが訂正し、テロップで正誤を示していた。

先ほど新型コロナウイルスの後遺症についてお伝えしたニュースの中で一部に誤りがありました。正しくはこちら、対症療法です。失礼しました。

(テロップ) ○対症療法 ×対処療法

1週間くらい前など、韓国大統領選に立候補を表明した左派系の李在明(イ・ジェミョン)知事を紹介するとき、「チョンギド(の知事)」と言っていた。画面にもはっきりそう書いてあった。

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内閣府調査で選択的夫婦別姓賛成が反対を上回ったことは過去一度もない

週刊新潮7月8日号がワイド特集で、先日の選択的夫婦別姓に関する最高裁判決を取り上げていた。題して、「再び『夫婦同姓は合憲』真っ当判決に嚙みつく『朝日新聞』はアジビラ」。「夫婦同姓は合憲」との判決を下した最高裁に対し、朝日新聞が大々的な批判を展開しているのは異様で、「もはやアジビラの類と言われても仕方あるまい」と批判している。

同誌によると、6月23日の合憲判決後、朝日新聞は「朝刊1面に始まり社会面のトップや社説に至るまで」この話題に紙面の多くを割き、とりわけ「判決で『違憲』と判断した4人の裁判官、いわば朝日の主張に傾く彼らの判断については詳しく報じ」たそうだ。(追記:新潮の記事は当ブログの「立憲民主党に告ぐ。家族否定の『選択的夫婦別姓』導入に明確に反対します」の末尾に画像を貼り付けた。発売から一定期間経っているので、週刊新潮も許してくれるでしょう)

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毛沢東の暴政で8000万人の死者というワシントン・ポストの報道

中国共産党が創立100周年を迎えたということでNHK「国際報道2021」が2回シリーズで中国を取り上げた。たった2回で終わりなのかと拍子抜けした。

中華人民共和国はどこから来て、何をしてきたのか。また今何をしているのか、どこへ向かおうとしているのか。国民に伝えるべき情報も分析すべき課題も非常に多い。

ドキュメンタリー番組制作などで中国当局と緊密な関係にあるNHKが正面切って中国を批判するのは期待するだけ野暮だが、時に「ニュースウォッチ9」より踏み込んだことを言う「国際報道」なら、もっと中国の闇に切り込んでくれるかと期待したが、全然物足りなかった。

www.nhk.jp

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ジェンダー平等を振りかざし「渋野スマイル」の取り上げ方にケチをつける東京五輪関係者

このところ「ジェンダー平等」という言葉が言論空間に飛び交っている。Number Web2021年6月25日で、井本直歩子さんという元競泳選手で東京オリンピックパラリンピック大会組織委員会ジェンダー平等推進チームのアドバイザーがこんなことを語っている。

www.msn.com

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赤木ファイル公開で「忖度」なかったことが明らかに~「現場として厚遇した事実もないし」

最近のNHKの国内政治報道は、ほとんど野党応援団と言いたくなるほどで、およそ公共放送とは言いがたい。政権や保守派を利するような内容は、意図的に報道しないようにしているとしか思えない。

あいちトリエンナーレの「表現の不自由展」の時もそうだった。NHKが触れたのは慰安婦像のことばかり。昭和天皇の肖像写真を燃やした映像作品については、自分が知る限りほとんど言及がなかった。

昭和天皇の肖像写真を焼いた映像作品を、公的資金が入った展覧会で公開することが適切だと自分は思わない。

焼いた対象が故宮本顕治氏や故土井たか子氏の肖像だったとしても、日本共産党や社民党はノープロブレムと言っただろうか。こんなものに税金を使うのは許されないと猛反発したのではないか。

いや、焼いたのがイランの故ホメイニ師の肖像だったら、あるいはアメリカの故キング牧師の肖像だったら……。

間違いなく国際的大問題になるだろうから、さすがに芸術と称してそんな作品を作る人はいない。

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最高裁が勇気ある判断!夫婦同姓は「合憲」

googleニュースを見たら、日本経済新聞が「夫婦同姓定めた民法『合憲』 最高裁大法廷が判断」と報じていた。

「夫婦同姓の強制は日本だけ」「選択的夫婦別姓に賛成が7割を超えている」「選ばせてくれと言ってるだけだ」などとマスコミや野党、日弁連、女性団体などが大合唱する中で、最高裁が合憲の判断を下すのは勇気が要ったと思う。よくぞまともな判断を示してくれたと安堵する思いだ。

www.nikkei.com

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朝日新聞のネット調査も、選択的夫婦別姓に反対が過半数

朝日新聞フォーラム面が朝日新聞デジタルで公開されているが、「夫婦の姓、どう考えますか」というネット調査(2020年12月24日~今年1月7日実施)で、選択的夫婦別姓に賛成が8,530票で43.5%、反対が10,832票で55.2%と、反対が過半数を占め、賛成を約12ポイントも引き離している。

www.asahi.com

ネット調査は、ネットモニター調査と同じく、世論調査としては信頼度に欠ける。だが、朝日新聞はそのことを分かった上で「フォーラム」というコーナーを設け、そこで継続的にいろいろなテーマで調査を行っている。信頼度に欠けたとしても、価値は高いと思っているはずで、だからこそこのコーナーを続けているのだろう。

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最新の内閣府「選択的夫婦別姓」調査は、同姓支持派が多数―マスコミ報道はミスリード

内閣府の「家族の法制に関する世論調査」は、ほぼ5年ごとに行われている。最新バージョンは2017年12月実施調査で、この時は選択的夫婦別姓制度への賛成が42.5%、同姓維持が29.3%と、賛成が初めて反対を上回ったと報道された。

本当にそうなのかと思い、内閣府が公開している調査結果を見て仰天した。

survey.gov-online.go.jp

賛成が反対を上回った? ウソでしょう。この結果をどう読んだらそんな評価になるんだ!

これが私の抱いた感想だ。

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社会調査論の専門家が批判、「選択的夫婦別姓に賛成7割」という選択的夫婦別姓・全国陳情アクションの調査は“ゴミ”

週刊新潮6月24日号を読んでいたら「噓だらけ『世論調査』の大半はゴミ」という特集があった。大阪商業大学学長の谷岡一郎氏(専門は社会調査論)による寄稿だ。

www.shinchosha.co.jp

昨年11月18日、選択的夫婦別姓・全国陳情アクションが早稲田大学法学部・棚村政行研究室と合同で行った「47都道府県『選択的夫婦別姓』意識調査」(インターネットモニター調査)の結果が公表され、「選択的夫婦別姓に賛成が7割を超えた」として多くのマスコミで報道された。

chinjyo-action.com

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