拉致監禁
樋田毅(ひだ・つよし)著『旧統一教会 大江益夫・元広報部長懺悔録』(光文社新書)が波紋を広げている。 Smart FLASHが大江益夫氏へのインタビュー記事を公開したほか、文春オンラインも同氏に話を聞いた。後者は有料。 smart-flash.jp bunshun.jp
毎日新聞22年8月16日付けは、コンプライアンス宣言後の10年以降でも2,875件の被害相談があり、被害額は約138億円に及ぶと報じた。 ところが、23年9月30日の全国弁連の声明によると、「コンプライアンス(法令遵守)宣言後の被害額は約19.5億円」だという。金…
全国霊感商法対策弁護士連絡会(対策弁護士連絡会、全国弁連)のデータをもとにマスコミが「被害額」として報じてきたものは、実は被害相談額だった。 当然、実際の被害額はそれよりも少ない。これまで「被害」の悪質な水増しが行われてきたと考えられる。そ…
紀藤正樹弁護士は、2010年7月、アメリカのニュージャージー州フォートリーで開催された「ICSA(国際カルト研究協会)」の国際会議で、統一教会信者への「拉致監禁による強制的な脱会説得」に関し、次のような発言をした。 <親がやり過ぎるケースは世界のど…
『拝啓岸田文雄首相 家庭連合に、解散請求の要件なし』(光言社)を刊行したばかりの中山達樹弁護士が、弁護士ドットコムに登場した。 「解散命令はあり得ない」「黒いところはない」と熱弁をふるっている。 案の定、批判が多いようだ。読めばなるほどと納得…
国際弁護士で、統一教会の信者2世第3回シンポや拉致監禁強制改宗被害者の会の緊急特別シンポ「鈴木エイト氏の宗教ヘイトを糺す」にも登壇した中山達樹弁護士が、霊感弁連(全国霊感商法対策弁護士連絡会。全国弁連とも言う)の重鎮、郷路征記(まさき)弁護…
1,統一教会が文部科学省に「解散命令請求の不行使」を求め、申し入れ書提出 2,NHKがスクープし、時事が後追い。しかし全国紙、地方紙、民放各局は完全スルー 3,明らかになった政治的背景。公権力による言論封殺、行政とマスコミの結託 4,FNNが23年1月6日…
1,紀藤正樹著『マインド・コントロール』の欺瞞的な記述 2,「拉致監禁による脱会説得」は、2012年から見て「ずっと以前」にあった出来事なのか? 3,2006年と08年に名古屋大学、大阪大学で起きたワゴン車による連れ去り事件 4,人権派の紀藤正樹弁護士は、…
1,世界日報の長期連載「“拉致監禁”の連鎖」(2012~13年)。なぜ書籍化しなかったのか? 2,連載(Part9と10)に登場する脱会屋、キリスト教牧師、弁護士らのリスト 3,2013年2月「“拉致監禁”の連鎖」part9 4,2013年5~6月「“拉致監禁”の連鎖」part10 …
1,岸田内閣が解散命令を請求した時が、統一教会の事実上の「死」 2,裁判所界隈には「統一教会=悪」のイメージが浸透し、世論は「解散させよ!」の大合唱。これで裁判に勝てると思う方がおかしい 3,岸田内閣の決断は「信教の自由」が守られるかどうか、…
1,過去30~40年行われてきた「拉致監禁を伴う強制的な脱会説得」 2,外部との連絡を遮断し、密室で行う「強制的な脱会説得」は非道な人権蹂躙 3,キリスト教牧師たちは「強制的な脱会説得」を自派の伝道の手段にしてきた 4,「統一教会の拉致監禁キャンペー…
1,保守派の論客、徳永信一弁護士の「月刊正論」3月号がベースか? 2,唯物的・反宗教的な日本社会が、似非科学の「マインド・コントロール論」をはびこらせる 3,「カルトと宗教は違う」としたり顔の宗教界は、自分で自分の首を絞めているようなもの 4,編…
1,統一教会が紀藤正樹弁護士を訴えたからといって、スラップ訴訟であるはずがない 2,言論封殺は許されない。ならば、なぜ紀藤正樹弁護士は『監禁250日 証言「脱会屋」の全て』(光言社)の回収と謝罪文交付を求めたのか? 3,渡辺博、平田広志弁護士もいた…
1,「恫喝と脅しだ。まともな人間ならそんなことはやらない」と良識ある市民は考える 2,まずは「ペンにはペンをもって反論する」が民主主義社会のマナー。なのに彼らは… 3,弁護士47人が回収と謝罪を要求したと米本和広氏が『我らの不快な隣人』で指摘 4,…
1,「拉致監禁による強制的な脱会説得」の体験記が明らかにした「脱会屋」と弁護士の連携 2,『監禁250日 証言「脱会屋」の全て』(光言社)に対し、47人もの弁護士が連名で回収と謝罪を要求 3,「スラップ訴訟だ」と統一教会を批判した紀藤正樹弁護士は、一…
中山達樹弁護士のブログを読んで驚愕した。『監禁250日 証言「脱会屋」の全て』(光言社刊、1994年)の中に、弁護士としては唯一、実名で登場する大沼和子弁護士。 彼女はかつて、拉致監禁され強制的な脱会説得を受けた著者の婚姻無効訴訟を担当した人物だ。…
1,滝本太郎弁護士の「トランスジェンダリズム思想」批判 2,日本学術会議はさっさと解体すべきだ 3,反日自虐史観の「村山談話」を出せたのは、これさえできたら内閣が吹っ飛んでもいいと村山氏が思っていたから 4,「旧統一教会は外部の情報や異論を何とし…
先日のブログに書いたことだが、長い文章の中に埋もれてしまった観がある。もったいないのでその部分だけ別タイトルで再アップすることにした。 1992年の統一教会の合同結婚式に参加した新体操選手の山﨑浩子さんは、お相手の勅使河原秀行氏(当時は証券会社…
1,ジャニー喜多川氏の性加害問題、長年知らんふりしてきたテレビ局の責任は重大 2,テレビ局のキャスターたちも共犯者。彼らも責任を免れないが、その自覚はあるのか! 3,「週刊文春」に鬼の首を取ったかのようにテレビ局を批判する資格はない 4,新体操選…
1,「過去30~40年にわたる被害」を語る資格のない全国弁連 2,拉致監禁による強制的な脱会説得を「ずっと以前」と語る紀藤正樹弁護士のデタラメ 3,自殺した神戸真教会の高澤守牧師は2009年に「約800人を脱会させた」と豪語 4,2000年代、2010年代も拉致監…
1,櫻井氏の調査対象者15名のうち実に14名までが強制的脱会者だった可能性がある 2,究極の「正体隠し」。親族にだまされ、見知らぬマンションに閉じ込められた元信者の怒りと悲しみに満ちた陳述書 3,家族で話し合いをすることさえ知らされていなかった …
1,「強制はだめ」と発言した山口広弁護士は、自分が担当した裁判につき、原告が脱会したプロセスに強制性がなかったかどうか調査・公表すべき 2,信者をだまして誘い出し、親族がよってたかって拉致し、監禁して棄教を迫る。過去30~40年、「正体隠し」の…
1,櫻井氏はなぜ「脱会カウンセリングを受けた脱会者」を「自発的脱会者」に分類したのか? 2,「脱会カウンセラー」の話を聞くよう強制され、やむなく「イエス」と答えれば、話し合いに自発的に同意したことにされてしまう! 3,反統一教会勢力自身が作成…
1,監禁された信者に対し強制的な脱会説得。クリスチャンとしても人間としても道徳的に恥ずべき行為 2,「脱会できてよかった」は結果論にすぎない。あくまで脱会を拒否した者はどうなるのか? 3,櫻井義秀氏に怒りを露わにした、「監禁を伴う強制的な脱会説…
1,調査対象者についての櫻井義秀氏の記述にはウソがあった! 2,「監禁を伴う強制的な脱会説得」を受けた5名を特定 3,本人調書や陳述書など裁判資料から明らかになった「強制的脱会」の事実 4,反対尋問の際、軟禁ではなく監禁だと自ら“訂正”した元信者も …
1,魚谷俊輔氏の「書評:櫻井義秀・中西尋子著『統一教会』」全207回から連載52~54を紹介してくれた統一教会2世のRさん 2,櫻井氏は調査対象者66名にディプログラミング等外部からの介入による強制的脱会者はいないと言うが、それは本当なのか? 3,櫻井氏…
前半(「カルト」とヘイトスピーチ)からの続き。 今、使われている「カルト」という言葉の最大の問題点は、極めて多義的な言葉であり、明確に定義できないという点です。 多義的というのは、いろいろな意味があるということです。したがって、カルトという…
1,マスコミは小川さゆり証言を、ちゃんとウラ取りして報じたのか? 2,証言を鵜呑みにすることがどれだけ危険か――2つの実例:吉田清治氏と元草津町議・新井祥子氏 3,被害を訴えて裁判になったら裁判所は必ず双方の言い分を聞く。マスコミは小川さゆりさん…
1,保守派の大御所、杉原誠四郎氏が「法治国家としてあり得ない常識を逸した統一教会叩き」と喝破 2,30年前に起きた山崎浩子さん脱会事件の裏も表も知り尽くしている(?)花田紀凱編集長 3,元信者が裁判を起こす背景には、拉致監禁による強制棄教がある 4…
月刊「Hanada」で旧統一教会問題を連載中のジャーナリスト、福田ますみさんが花田紀凱編集長のネット番組「言論テレビ・右向け右」の12月2日付けに登場。 全編は48分だが、現在プレビュー版が13分弱公開されている。 福田ますみ・ノンフィクションライター |…