吊りしのぶ

気の向くまま、思い付くままに。記憶にとどめたいoutputの場として。

仏花のスターチス

気晴らしのため、健康維持のため、散歩やウォーキングをするようになって気づいたことがある。ご近所や通り道に建つ家々には色とりどりの花が植えられ、実に多くの人が花々を丹精に育てていることだ。みなさん、玄関先や塀の上、その外側などに植木鉢やプランターを置いて、狭いスペースでも上手に活用してきれいに飾っている。

坪庭であっても、そのままにしておくのはもったいないとばかりに、ガーデニングに精を出している人も多い。ミニトマトなど野菜を栽培している家もある。また広い庭のあるお宅には花々のほかに木が植えられ、夏みかんがなったり、柿がなったりしているのを見かける。見事な松を植えているお宅もある。

公園もささやかな自然が豊かだ。周りを囲むように木々が生い茂っているところもあれば、園内のあちこちに大木が点在しているところもある。

最近はそうした花や木を見て素直に「きれいだな」「いいな」と思えるようになった。以前は花など全く関心がなかったのに。もちろん咲いている花を見れば、きれいだと思う。だが、次の瞬間、「それがどうした、それが俺の人生に何の関係がある?」などとバッサリ切り捨ててしまっていた。心に余裕がなかったのだろう。無粋なことこの上ない。

それがここ数年、心境の変化で花の美しさに心惹かれるようになったのだから、変われば変わるものだ。

しかし、残念なことに花や木を見ても名前が分からない。分かってもなかなか覚えられず、すぐ忘れてしまうのが悲しい。妻が生け花をやるので、玄関に飾った花を見て「この花はなんて言うの?」と時々聞くのだが、言われても耳慣れない名前だと「ふーん」で終わってしまう。翌日にはもう忘れている。

これではいけない。花や木の美しさを楽しむにはやはり名前を覚えなくては。スマホで写真を撮るとすぐ名前を教えてくれるアプリがあるそうだ。これを使えば散歩がもっと楽しくなるかもしれない。

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紫色のスターチス

いまわが家のミニ仏壇にはカーネーションスターチスが飾ってある。カーネーションは分かるが、スターチスは知らなかった。妻は「チース」と呼んでいる。紫色の花がきれいだと思ったら、これは花ではなくガクだそうだ。

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花はもう枯れたという。毎日見ているはずなのに、その咲いていた花がどんなだったか記憶にない。「見れども見えず」とはこのことだろうか。