吊りしのぶ

気の向くまま、思い付くままに。記憶にとどめたいoutputの場として。

表彰式のアスリート讃歌に鳥肌。佐藤直紀作曲、藤岡幸夫指揮・都響&東京混声合唱団の演奏

メダルラッシュに沸く日本。金メダルしか眼中にない選手もいれば、銅メダルで喜びを爆発させる選手もいる。競技によって世界における日本の実力レベルは異なるから、メダルへの受け止め方はいろいろあっていい。

しかし、メダルの色がなんであれ、メダルを取ることがどれだけ凄いことか。そこに至るまでの日本の選手たちの苦労、努力、汗と涙を思うと、激闘を制して表彰台に立った彼らを心から称え、ねぎらいたくなる。

今大会で特に印象的なのは、この表彰式のときに流れる音楽だ。作曲家の佐藤直紀氏が手掛けた「アスリートのための讃歌」だそうで、特に東京混声合唱団の高音部の女声合唱(動画の1分48秒~。音楽に素人の私には混声に聞こえない)が会場に流れるたびに鳥肌が立つような感動を覚える。

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なんというのか、非常に崇高で魂を浄化するような音楽だ。神が降りてきたとしか思えない。天上のハーモニーを思わせるこの曲が流れるなか表彰台に立つ選手たちは、戦いが終わった今、お互いもはや敵でもなく、ライバルでもなく、ただ同じ大舞台で共に戦った同志であり、仲間であるという心境に、自然といざなわれるのではないだろうか。

日本人選手が金メダルを取ったときは、この讃歌が流れた後で、高々と掲揚される日の丸を見ながら君が代を聴くことになり、感動がさらに増す。君が代の荘重さは比類のないものだ。何度聴いても素晴らしいし、何度でも聴きたい。

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演奏は都響こと東京都交響楽団。以前、インバルの指揮で都響マーラーを聴きに行ったことを思い出した。

指揮はBSテレ東の「エンター・ザ・ミュージック」でお馴染みの関西フィルハーモニー管弦楽団首席指揮者、藤岡幸夫(さちお)氏。「エンター・ザ・ミュージック」は藤岡さんの楽曲解説や聴き所の解説がわかりやすく、時々出演される音楽構成作家・新井鷗子さんとの掛け合いも楽しくてよく見ている。いつも30分があっという間で、早く1時間番組に格上げしてほしいものだ。