吊りしのぶ

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ブーメラン直撃の辻元清美氏は、これを機に不当な自民党攻撃をやめるべきだ

立憲民主党の辻元清美議員が2012年に統一教会の関連団体である世界平和女性連合(WFWP)の会合に参加していたことが分かったとして公表、ニュースになっている。

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辻元氏のブログを読んで感じたことは3つ。

1つは、一部で報道されているように、これは「大ブーメラン」であり、統一教会と「関係」や「接点」があるのは大問題だ、と自ら批判してきたのだから、今更どんな言い訳しようと許されない、ということ。

2つは、辻元氏は「講師を務められていた郷土史家の方は社民党支持者で、ご自身もWFWPの関係者ではなかったと思います」と書いている。

しかし辻元氏らは、統一教会の関連団体でメッセージを述べたり、その団体に祝電を送った自民党政治家に、統一教会と「関係」「接点」がある、と一方的にレッテルを貼って攻撃してきたではないか。

この辻元氏の知り合いの郷土史家は「世界平和連合」の集会で、こともあろうに講師を務めていたのだ。辻元氏らの理屈に従えば、この人物は自動的に「統一教会の関係者」に分類されるはずだ。

ところが、自民党を攻撃するときは遠慮容赦なく「関係あり」「接点あり」とレッテル貼りして批判しておきながら、自分の知り合いになると、「社民党支持者」だから「世界平和女性連合の関係者ではなかったと思う」とかばう。

こういうのをご都合主義という。

この言い訳が通用すると本気で思うなら、自民党国会議員についても、少なくとも「旧統一教会と関係があるとは知らなかった」と弁明した議員については、「関係・接点」のリストから外すべきと、自民党に対して申し入れるべきだろう。

そういう議員は問題視しないとはっきり宣言すべきだ。

それができないのなら、辻元氏はこう言うべきだった。

「講師を務められていた(知り合いの)郷土史家の方は社民党支持者で、ご自身もWFWPの関係者ではなかったと思いたいが、実際には旧統一教会と何らかの関係もしくは接点のある方でした」

このように言わなければフェアじゃない。

3つは、ここまで書いたことと矛盾するようだが、そもそも辻元氏ら立憲議員や共産党、マスコミが言う「統一教会と『関係』や『接点』があるのは大問題だ」という主張自体がバカげていて、下らない言いがかりにすぎないということ。

以下、3番目の論点について書こう。

たとえば高市早苗氏。高市議員は、20年前に「世界日報」に対談で一度登場しただけで統一教会と「接点」があるとしてさんざん叩かれた。

NHKクローズアップ現代は、岸田内閣で統一教会と「接点」のある閣僚として、しっかり彼女を写真入りで載せていた。

しかし、高市氏と統一教会の「接点」の例とされた「世界日報」の対談は、保守系政治評論家の大御所、細川隆一郎氏からお誘いがあったのでお引き受けした、というだけのこと。

細川隆一郎氏ほどの重鎮政治評論家(今ならさしずめ櫻井よしこ氏あたりか)から声がかかれば、一も二もなく引き受けるだろう。

事情が分かってみれば、これを統一教会との「接点」と言う方がおかしいのだ。世界日報は統一教会系新聞だが、時事通信社から記事の配信を受け、官公庁や閣僚の記者会見でも記者が取材して記事を書いている。

そういう新聞を統一教会の「機関紙」と決めつけ、真っ赤なウソをついているのが鈴木エイト氏であり、立憲民主党の石垣のりこ議員や日本共産党だ。

また全国霊感商法対策弁護士連絡会(全国弁連)は、「統一教会関連団体」リストに入れている。

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全くバカバカしい話だ。世界日報を有料で購読している自分からすれば、そんな理屈が通るなら、この新聞に登場する有識者、文化人、政治家、学者、経済人などは、時事通信の配信記事や共同記者会見などで取り上げた人物以外は、全員統一教会と「関係」や「接点」があることになってしまう。

あり得ない話だ。全く筋が通らない。

先日のブログで取り上げたペマ・ギャルポ氏はチベット系帰化人の学者として全国的に有名だが、彼は7月以来の魔女狩り報道が続いている中でも、堂々と世界日報に寄稿していた。

では、ペマ・ギャルポ氏は統一教会と「関係」なり「接点」のある人物なのだろうか?

全国弁連や多くマスコミの主張によると、統一教会の関連団体と「接点」と持つと、広告塔に使われ、被害者が増える恐れがあり、統一教会の反社会的行為に加担したことになるそうだ。

その理屈に従うならば、世界日報に寄稿したペマ・ギャルポ氏も、統一教会による被害を増やし、統一教会の反社会的行為に加担したも同然、ということになるだろう。

こんな与太話を誰が信じるだろうか? おそらくご本人も「何をバカなことを。冗談もたいがいにしろ」と一笑に付すに違いない。

しかし、全国弁連や多くのマスコミは、この種のろくでもない屁理屈を振りかざして、大真面目に政治家たちを攻撃しているのである。

自分が「屁理屈だ」と言うのは、ごく常識的な思考に基づく。

分かりやすいのが創価学会と公明党の関係だ。公明党は一時「創価学会政治部」と言われたほど学会とは関係が深い。しかし、両者が一体の組織で、公明党が創価学会のダミー組織かと言えばそんなことはない。

両者の間には明確な違いがある。創価学会は宗教法人、公明党は政治団体(政党)。そして、公明党の支持母体は創価学会だから、公明党は創価学会系組織だとは言える。

しかし、公明党はかつては野党の一員として、今は与党の一員として、その時々の政治情勢に合わせて自らの方針を立て、独自に活動してきた。決して創価学会のロボットではないのだ。

もし公明党が創価学会と一体で、学会の意を体して動くだけの存在であるなら、安倍内閣が断行した集団的自衛権をめぐる政府解釈の変更に賛成することはなかっただろう。2015、16年の時点で連立を解消していたのではないか。

創価学会と公明党は存在目的が違う。だから公明党と「関係」を持ったからといって、創価学会と「接点」を持ったなどとは言えないのだ。

自民党支持者は選挙の時、自公連立の決まりに従い、選挙区は自民党候補、比例区は公明党候補に入れる。自分もそうしてきた。

だからといって、自分を含む自民党支持者が創価学会と「関係」したとか「接点」を持ったとか、創価学会の布教やその他諸々の活動に協力したことになるのか?

あり得ない。多くの自民党支持者は「自公連立だから公明党候補に票を入れたのであって、創価学会とは関係ない。そもそも好きじゃない。嫌いだ」などと言うはずだ。

そんなの当たり前だろう。

統一教会も同じこと。世界日報は機関紙ではなく一般日刊紙なのだから、統一教会とは存在目的が違う。勝共連合は政治団体だから、やはり統一教会とは存在目的が違う。世界平和女性連合は国連NGOとして女性の地位向上のために活動する団体だから、これまた統一教会とは存在目的が違う。

いずれも、これら関連団体と「関係」を持ったからといって統一教会と「接点」があるなどとは言えないのである。

にもかかわらず、辻元氏はじめ立憲民主党、共産党、全国弁連は、「旧統一教会の関連団体と関係を持つな」と言う。

自民党までそんな方針を打ち出した。狂気の沙汰と言うしかない。

関連団体は関連団体であって、ダミー団体ではない。それとの関係イコール統一教会との関係、というこの定義そのものがインチキである。

インチキな定義に従って関係を断つと宣言したところで、必ずムリが生じる。今回の辻元氏のニュースは、その1つの例だ。

本人にしてみれば、おそらく、知人に誘われて参加したのが「世界平和女性連合」の会合だったからといって、それをもって「統一教会と関係がある、接点がある」などと非難されるのは心外なのではないか?

ならば、自民党議員が同じように関連団体の会合に出席したからといって、「統一教会と関係がある、接点がある」と非難するのもやめるべきだろう。

ここまで書いて、「関連団体と接触するのはいいとして、統一教会本体と接触するのはやはり問題だろう」と言う人がいるかもしれない。

自分は全く問題ないと考えるが、それはそれで長くなるので、いずれまた。