報道を読み、桜を見る会の問題はまだやっていたのかと驚いた。
検察が不起訴にしても、あの手この手で食い下がって安倍氏にダメージを与えようとする反安倍勢力の怨念の深さには、ストーカーめいたものまで感じる。
しかし、どこまで食らいついたところで、白は白。黒くはならないのだ。
安倍晋三前首相の後援会が「桜を見る会」前夜に主催した夕食会をめぐり、ホテルに支払う費用の不足分を補填していた問題で、東京第5検察審査会は20日までに、政治資金規正法違反(虚偽記入)の疑いで告発され、東京地検特捜部が不起訴とした安倍氏ら4人のうち、配川博之元公設第1秘書ら2人を「不起訴不当」、安倍氏ら2人を「不起訴相当」とした。特捜部は配川氏らを再捜査する。議決は9月27日付。
特捜部は令和2年12月、配川氏について、平成28~令和元年分の政治資金収支報告書に夕食会の収支を記載しなかったとして政治資金規正法違反罪で略式起訴した。配川氏は罰金100万円の略式命令を受け納付した。
安倍氏ら4人は収支報告書を訂正した際、穴埋めの原資を隠すため「前年からの繰越額」を増額したとする容疑で告発された。特捜部は昨年12月、いずれも不起訴としたが、今回2人について不起訴不当となった。
安倍元首相は「不起訴相当」だから、東京第5検審は、2021年12月に東京地検特捜部が「不起訴」とした判断は正しかったと認めたわけだ。
配川氏は2020年12月、政治資金規正法違反(不記載)で略式起訴されている。安倍氏はこの時、嫌疑不十分の不起訴となったが、秘書が略式起訴された事実は重く、当時、国会で説明を行い、事実と異なる答弁をしたことを謝罪して訂正した。
立憲民主党など野党が、安倍氏の「事実と異なる答弁」を、「118回も虚偽答弁をした、ウソをついた」などと子供じみたレッテル貼りをして攻撃したのは周知の通り。
しかし、安倍氏はその後、強制起訴もされていない。
ところがである。反安倍勢力はこの結果に納得せず、今度は政治資金規正法違反(虚偽記入)の疑いで告発してきた。
特捜部はこれも不起訴にしたが、彼らはまたも検察審査会に申し立てた。その結果が今回出たわけだ。
配川氏は「不起訴不当」であり、一番重い「起訴相当」ではなかったことから検察は再調査するようだが、起訴には至らないだろう。
もちろん、安倍氏は「不起訴相当」である。検察捜査を追認する結果となった。当然だろう。
今回も反安倍勢力の怨念は粉砕された。無駄にエネルギーを使っている彼らが気の毒に思えてくる。