吊りしのぶ

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杉田水脈氏を辞任に追い込んだのは松本総務大臣の理不尽な謝罪・取消し指示。無能な大臣の下で働く必要はない

杉田水脈総務政務官が辞表を提出した。

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改めて考えてみると、松本総務大臣から過去の発言について謝罪と取消しをするよう指示され、それに応じてしまったところに問題があった。

この松本大臣の指示なるものは、理不尽で筋の通らないものである。

問題視された発言は総務官時代の発言ではないのだから、総務大臣に謝罪と取消しを指示する権限なんかない。

指示があろうがなかろうが、過去の発言が不適切だったと思うなら謝罪するもよし、撤回するもよしと思う。しかし本人はずっと謝罪も撤回も拒否してきた。ならば、信念を貫くべきだった。

松本総務大臣から謝罪と撤回を指示された時点で、政府にはもう杉田氏を守る意志はなかったのかもしれない。

前に書いたように、あの時、杉田氏は謝罪も撤回も拒否した上で、「岸田内閣の一員として(LGBTなどに関する)内閣の方針に従う」と言えばよかった。自分自身の信条は保持しながら政務官でいる間は政府方針に則って行動するということだ。

そして、松本総務大臣には「何の権限があって謝罪と取消しを指示するのか」と抗議すべきだった。

しかし、「職責を全うしてほしい」という岸田首相の発言があったせいか、一部撤回し謝罪してしまった。

あれがまずかったと思う。案の定、相手はかさにかかって攻撃してきた。

今になって辞任するなら、12月初めの時点で「松本大臣の指示には従えない」と宣言して辞任した方がよかったと思う。これは後知恵の結果論かもしれないが。

いずれにせよ、気にすることはない。就任翌日の国会で堂々と爆睡するような無能な大臣の下で無理に働く必要もないだろう。

政府の役職に就かなくてもいいではないか。自民党保守派議員として、今後も活躍する余地は十分にある。「(同性カップルは)生産性がない」発言を支持する人はたくさんいる。自分もその1人だ。

いずれまた保守系の総理大臣が誕生する時も来るだろうから、その日に備えて党で研鑽を積めばよい。

何かというと「差別、差別」とレッテル貼りして、人を公職から排除しようと圧力をかける連中こそ正真正銘の差別主義者である。