吊りしのぶ

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「断絶決議」取消しを求める裁判続報。富山市で「安田慎さんを支援する会」立ち上げ。信者でない人も支援しよう!

「富山市議会が世界平和統一家庭連合(旧統一教会)及び関係団体と一切の関係を断つ決議」の取消しを求めて、富山市に対して訴訟を起こした安田慎(まこと)氏を支援する動きが公になった。

「安田慎さんの裁判を支援する会」HPの開設は1月13日。遅ればせながら昨日気が付いたので拙ブログにも記録しておく。

www.yasudasan-sien.info

ホームページには訴状のほか、裁判関連資料やメディアの報道もリンクされている。

提訴の趣旨は、

富山市議会が2022年9月、「富山市議会が世界平和統一家庭連合(旧統一教会)及び関連団体と一切の関係を断つ決議」を全会一致で可決しました。

この決議の取消しを求め、12月16日、富山市を相手に提訴したのが安田慎(まこと)さん(仮名、50代)です。

富山市在住の自営業で、家庭連合の信徒でもある安田さんは、富山市議会の決議によって、信教の自由及び富山市議会に対する請願権を侵害され、信教を理由とする差別的取扱いを受けたと、提訴に踏み切りました(請求内容は、行政事件訴訟法に基づく決議取消請求及び国家賠償請求法に基づく慰謝料等350万円の支払いを求めるもの)。

というものだ。

有志が立ち上げた「支援する会」では、今後、裁判に関する情報を発信し、安田氏を支えていくという。

併せて裁判費用のカンパ、応援メッセージを求めている。

実際のところ、裁判にはお金がかかる。詳しいことはよく知らないが、弁護士報酬(勝訴すれば一定額戻ってくるが)のほか、弁護士が仕事をする際に発生する実務的な費用は報酬とは別であり、全て原告の負担になる。

世の中には、被害を受けたと思っても、裁判費用の捻出に自信がないので提訴を断念する人が山ほどいる。

お金がなければ裁判も起こせないし、続けられないのが現実だ。

「断絶決議」なる不条理な決議を採択し、市民の請願権を奪った富山市議会への抗議の意味も込めて、貧者の一灯ぐらいしかできないが、自分も安田慎氏を支援したいと思う。

また信教の自由(宗教者や宗教団体の政治活動の自由を含む)を守るべきだと思う人は、信者でなくても積極的に支援に立ち上がるべきだ。

統一教会の人たちは、何も言わなくても支援するんだろうが、ことは決して一宗教団体の問題ではない。「断絶決議」は日本国憲法が保障する信教の自由に対する挑戦である。

他宗教の人にとっても他人事ではないはず。既に、問題は創価学会やエホバの証人などに飛び火している。風に煽られた火はどこへ飛んで行くかわからない。

宗教界の人たちこそ真っ先に鎮火に手を貸すべきではないだろうか。

「安田慎さんの裁判を支援する会」HPより

なお、拙ブログでは、既にこの提訴について4回にわたって取り上げてきた。

【 ↓ 提訴について取り上げた】

【 ↓ 訴状を全文公開】

【 ↓ 記者会見動画字幕をテキスト化し、注をつけて分かりやすくした(声明、弁護士の解説、記者への返答)】

【 ↓ 奇妙な(異様な)動きを見せる報道カメラマン】

tsurishinobu.hatenablog.com

大阪市と富田林市を訴えた統一教会の関連団体UPF大阪支部の方はその後どうなっているのか不明だ。

だが、動きがあればそのうち検索でヒットするだろう。確認出来次第、拙ブログでも取り上げていくつもりだ。