吊りしのぶ

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2世信者代表の小嶌希晶さんと1世信者代表の柴沼邦彦氏。これで役者が揃った?

解散命令請求を受けて、旧統一教会本部で古参信徒の柴沼邦彦氏(前の記事で「武彦」と書いたが「邦彦」でした。訂正済み)と「信者の人権を守る二世の会」の小嶌(こじま)希晶(きあき)さんがテレ朝の取材を受けた。

www.2ndgen-rights.com

見た感じは、記者会見というようなものではない。

取材は受けないより受けた方がいいと思うが、テレ朝ニュースでの扱いは、アリバイ的に信者のコメントと教団の見解を載せたという程度。

「被害」を自称する橋田氏との扱いの差は歴然としている。

なにせ橋田氏が「統一教会という団体は残してはいけない」などと露骨に差別的な発言をし、涙を流して語り終えると、記者たちから拍手が起こるのだから。

もう統一教会は加害者、橋田氏らは被害者という図式が固定化してしまって、加害者の言い分なんかまともに扱う必要なしという雰囲気が映像からプンプン立ち上っている。

ひどいものだ。しかし、橋田氏は本当に統一教会の被害者なのか? 元奥さんが橋田証言に異を唱える証言を公開したはずだが、両者の言い分の食い違いは解消されたのだろうか?

ひたすら教団の解散を要求しているこの人物は、これまでも解散を求め続けてきた、やっと願いがかなったみたいなことを仰るが、昨夏の安倍元首相暗殺事件前は全く知られていなかった人だ。

事件以前から統一教会に対して返金交渉をしていたのだろうか? 事件以前、民事訴訟を起こしていたという話も聞かない。

教団の解散を要求するほど深い恨みを持っていたのなら、なぜ訴訟を起こさなかったのか? 事件が起きた今になって急に騒ぎ出すのは奇妙である。

マスコミもそうだ。マスコミもこれまで全く取り上げてこなかった。それどころか、朝日新聞をはじめ全国紙は、教団の関連団体が行うイベントを好意的に取り上げることさえしてきた。

tsurishinobu.hatenablog.com

宗教法人の解散しか恨みを晴らす方法はないという程に大きな被害を受けたというのなら、なぜこれまでマスコミは報じてこなかったのか?

被害者というが、見ているこちらは、この人が一体何という犯罪の被害に遭ったのかも分からないから首をひねるばかりだ。

柴沼氏と小嶌さんの登場はテレ朝ニュース(リンク切れ)の4分45秒あたりから。2人が登場したことは、もしかしたら象徴的な意味があるかもしれない。

小嶌さんは現役2世信者の代表として既にマスコミから認知された存在。マスコミから厳しい質問も浴びせられ、第4回シンポでは島田裕巳氏の容赦のない突っ込みに必死に防戦していた。

大変だったと思うが、これはマスコミの前に出る以上、避けて通れない道である。

問題は柴沼邦彦氏だ。古参信者代表、もしくは1世信者代表として認知されるかどうかは、まだ未知数である。

つい先日、嘆願書提出(郵送)の際に顔出しで取材に応じたことでさっそくテレ朝登場となったわけだが、まだマスコミの容赦のない攻撃にさらされていない。

  • 「霊感商法」についてどう思うか、
  • 「違法な正体隠し伝道」についての見解は?
  • 統一教会の教祖は天皇をひざまずかせる儀式までやったというが、あなたの意見は?
  • 被害者にお詫びはしないのか?

等々。

そういう質問にどう答えるかで真価が問われる。

しかし、自分はマスコミがいろいろ言ってくる前に、嘆願書の郵送に合わせて記者会見を開き、嘆願書を1通1通読み上げるべきだったと今でも思う。それをしなかったのはかえすがえすも残念なことだ。

記者会見を開いてもマスコミは放映しないかもしれない。嘆願書を読み上げてもカットするかもしれない。

しかし、それならそれで会見を動画で拡散すればよいのだ。そうすれば、見る人は見る。

嘆願書に関する特設サイトを作れば相乗効果を期待できるが、これも今のところ影も形もない。

信者たちは2回も嘆願書を出したのに、その内容が国民の目に触れることも、国民の耳に届くこともなく終わってしまった。

文化庁には届いても、そのままお蔵入りの運命だ。信者たちはこれでよかったと思っているのだろうか? よかったと思っているのだとしたら、「変わった人たちだな」という感想しかない。

数少ないチャンスを最大限生かそうという気はなかったのかと、ただただ残念でならないのだ。

それはそれとして、前向きに物事を考えるとすれば、柴沼氏は個人ではなく、信者有志の会代表として表に出るべきではなかろうか。

そして、柴沼氏とともにマスコミの前に出る人がせめてあと数人は欲しい。共同行動できる5、6人がいて、その中には女性もいる。そして彼らが信徒有志の会代表もしくは幹部として行動するのである。

ただ、そうなると、その5、6人を信者たちが、自分たちの代表として認めるかという問題が生じるが…。認めないという信者も出てくるかもしれない。

しかし、それは今だって同じだろう。柴沼氏が嘆願書のとりまとめをしたことを、苦々しく思っている信者がいるかもしれないのだ。

組織運営とは、かくも難しいものである。