吊りしのぶ

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「お笑い北朝鮮」の統一教会版か?『潜入 旧統一教会 ~「解散命令請求」取材NG最深部の全貌』(窪田順生著、徳間書店)発売3週間前からAmazonでベストセラーに!

Scarletさんのコメントで教えてもらったのが窪田順生(まさき)著『潜入 旧統一教会 ~「解散命令請求」 取材NG最深部の全貌』。

徳間書店から11月29日に発売予定だが、なんと10日深夜時点でAmazonには「ベストセラー」マークが付いている。

総合順位は90位だ!

Amazon総合で2桁台に載せるなんて、そうそうできることじゃない。

たぶんダイヤモンド・オンライン常連執筆者の窪田順生氏にとっても、初めての経験ではないだろうか。

それほどタイムリーな企画だということだ。

Amazonの『潜入 旧統一教会』ページより

しかし、自分がAmazonで初めて表紙画像を見たときは、

「な、なんだこれは。『お笑い北朝鮮』(テリー伊藤)の統一教会版か!?」

と思ったものだ。

どこまで真面目でどこまでふざけているのか、よく分からなかった。

分かったのは、窪田順生氏が「潜入勝共連合―反日と愛国」のドキュメンタリーをYou Tubeに公開したのは、この本を作るための布石だったらしい、ということ。

tsurishinobu.hatenablog.com

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そう考えて、あの動画が唐突に世に現れた理由が腑に落ちた。

手始めに勝共連合をルポし、その実績を携えて本丸に潜入取材する。それが狙いだったのだろう(たぶん)。

Amazonには既に詳細目次が公開されている。それにざっと目を通すと、どうやら「ふざけている」つもりはないようだ。

統一教会発祥の地、韓国に飛び、ジャーナリストとして大真面目に、ヴェールに包まれた教団のあるがままの姿に迫ろうとしているように見える。

窪田氏はまた、「贖罪のいけにえ」として韓国に送り込まれたとされている在韓日本人女性たちにも取材している。

ここは全国弁連、櫻井義秀・中西尋子氏(宗教社会学者)、マスコミ、統一教会を異端視するキリスト教会などによって作られたイメージが本当に正しかったのか、検証する良い機会になると思う。

ただ、ルポライター米本和広氏の『我らの不快な隣人』(情報センター出版局)や、ノンフィクション作家福田ますみ氏の『月刊Hanada』連載「ルポ統一教会」に見られるシリアスさは感じられない。

ダイヤモンド・オンラインの原稿もそうだが、エンタメを楽しむみたいな感覚で、肩肘張らずに読んでもらえるよう面白おかしく書くのがこの人の癖なのだろう。

表紙と目次、そして徳間書店の広告宣伝からそんな印象を受けた。

窪田氏は、壁1枚向こうは2代目総裁・韓鶴子氏の私室というところまで入り込んだという。

「禁断の写真を多数初公開!」ということなので、今から本が届くのが待ち遠しい。

以下、Amazonからそっくり目次を引っ張っておく。

第1章「マザームーン」の暮らす宮殿

  • 韓総裁からの信頼も厚い幹部職員が「聖地」を案内
  • K‐POPのコンサートも行う「清心平和ワールドセンター」
  • 大理石を上ると、「マザームーン」の居住スペース

第2章 教団聖地の最深層

  • ジャーナリストらが霊感商法と批判する「先祖解怨」の爆心地
  • 清平は「堕落した人類」を生まれ変わらせる場所
  • 35年前のバッシング時に小学5年生だった「祝福2世」の感想
  • 平和活動の記念館「天寶苑」にメディア初潜入

第3章 韓鶴子が「オーナー」のホテル&リゾート

  • 豪華施設と海外進出の資金源は「日本」?
  • 従業員にとって韓氏は「教祖」ではなく「オーナー」にすぎない

第4章 合同結婚式で渡韓した「日本人妻」たち

  • 日本人女性を待っていた「結婚したくて入信した韓国人男性」
  • 日本人女性信者が明かす「マインドコントロール」の正体
  • 「ねえ、お父さんってもしかしたら統一教会に騙されているんじゃない?」

第5章 政界と教団を結ぶキーマンが語る「洗脳」と「選挙」

  • 富山で選挙3連勝の「政界の旧統一教会フィクサー」
  • 多くの宗教団体が自民党を支えていたのに、なぜ「旧統一教会」ばかりが注目?
  • 相手の都合などおかまいなしにリンチするTBS「報道特集」の金平キャスター

第6章 現役信者にとっての「山上問題」

  • 「私たちの親には子どもを犠牲にしてもやらなくてはいけないことがあった」
  • 「山上徹也被告の気持ちはわかる」という2世信者たち
  • 「収入の3分の1」を献金する敬虔な信者は教団内でも珍しい

第7章 教団トップ・田中会長を直撃

  • 韓鶴子総裁が幹部を「現場」に戻した「狙い」
  • 物々しい雰囲気が漂う「教団本部」で会長にインタビュー
  • 教団トップの素顔
  • 「献金ルール」を徹底しているか教会に「査察」も入れる
  • 「2世を会長にしたい、私は今でもそう思ってる」
  • 田中会長が語る「岸田を呼んで教育しろ」発言の真意
  • もっと早く名前が変わっていたら事件は起こらなかった

終章──勝共連合の正体

1つだけ言わせてもらえれば、「売れる本」を作ろうという動機からは決して見えてこないものがある。

韓国人と結婚した日本人信者は女性だけではないのである。

マスコミや全国弁連や世間の人らは、

「日本はエバ国家、韓国はアダム国家。日本の信者女性はエバ(女)がアダム(男)に尽くすように、植民地支配の贖罪のため、韓国人夫に尽くさねばならない」

などとステレオタイプな批判をする。

だが、ちょっと考えれば分かることだが、「エバ国家=日本」の概念の中には日本人男性信者も入るはずだ。

エバ国家の日本人男性信者が、アダム国の韓国人女性信者と結婚した場合、「日本人夫は韓国人妻にひたすら尽くさねばならない」ということになるのだろうか?

マスコミなどが振りまいている論理からすれば、そういうことになるが…。

植民地支配の償いのため、日本人夫は韓国人妻のどんな不当な振る舞いも甘んじて受容し、妻を立てて暮らしている。

果たしてそんな実態があるのかどうか。そういう取材もしてほしかった。

【気晴らしsongs】


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韓ドラ「気分の良い日」のOST(劇中歌)に使われた大物歌手チョ・ハンジョが歌う「愛の花」。これはK-POPなのかトロットなのか微妙だが、どっちに分類してもおかしくなさそう。

韓ドラが好きな人は、出だしの「サラン、サラン~♪」でなじんでいる人もいるのでは?