吊りしのぶ

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暗殺犯に寄り添う鈴木エイトを追い詰めた門田隆将、竹田恒泰両氏~「正論」12月号

読みどころ満載の「月刊正論」12月号はどうやら完売したようだ。

アマゾンで新本が品切れになったのは11月10日前後だったと思うが、今見ると定価販売品はなく、1700円(税込み)で売られている。

元の値段は950円+税なのに。

版元は新本をアマゾンに卸すことができないようだ。つまり、完売!

それをいいことに、どこからか新本を仕入れた業者が、税込1700円の値段を付けて売っているわけだ。

ただ、アマゾンのいいところはKindle版があること。

こちらには「完売」も「売り切れ」もない。専用機器がなくても、アプリを入れればスマホやPCで読める。

統一教会の解散命令請求問題を取り上げた特集は3本から成るが、もう1つ見逃せない寄稿がある。

連載「君は日本を誇れるか」第113回の「テロリストに寄り添う言論に正義はあるか」(竹田恒泰氏)だ。

ここで竹田氏は、10月15日放送の「そこまで言って委員会NP」(読売テレビ)で、出演した自称ジャーナリスト鈴木エイト氏と感情的な口論になったことを報告。

「議論は深まらないまま終わった」とした上で、改めて同氏を厳しく批判した。

「月刊正論」2023年12月号より

竹田氏はまず、上記番組における門田隆将氏の鈴木エイト批判を紹介し、鈴木エイトが「抽象的な反論」しかできなかったとしている。

門田氏の批判は的を射たもので、エイト批判にとどまらず、統一教会糾弾に明け暮れるマスコミを暗に批判する内容だと思った。

被告の母親が教団に巨額の寄付をしたことで破産したため、被告が教団を恨んでいたところまでは理解できる。

しかし、だからといって安倍氏を殺害することには普通はつながらない。

被告同様に、辛い経験をした宗教2世や元信者も大勢いるが、教団トップや支援者を殺しに行った人は、これまで1人もいなかった。(門田隆将氏の指摘)

まったくその通りだ。

鈴木エイトや全国弁連(全国霊感商法対策弁護士連絡会)が焚き付けた統一教会糾弾は、お門違いの安倍元首相暗殺に便乗したものである。

彼らと彼らに操られたマスコミは、統一教会を糾弾すると同時に、同教団と安倍元首相が深い関係にあったというナラティブ(物語)を作り出した。

そして、死人に口なしをいいことに、壮大なウソとハッタリを次々に繰り出して統一教会を貶め、安倍元首相の名誉を毀損したのである。

いわく、

  • 自民党は統一教会とズブズブである*1
  • 「岸信介・安倍晋太郎・安倍晋三の3代」は統一教会とズブズブだった
  • 35年間の被害総額1237億円
  • 統一教会は2009年の「コンプライアンス(法令遵守)宣言」で改善したというが、その後も霊感商法被害はずっと続いた
  • コンプライアンス宣言後の被害額(21年まで)138億円
  • 潜在的な被害総額1200億円(23年11月2日発表)
  • 信者が自ら進んで、喜んで高額献金しているのは、マインド・コントロールされているから
  • 安倍元首相は統一教会の広告塔
  • ビデオ出演と引き換えに安倍元首相は5000万円受け取った
  • 統一教会は北朝鮮に4500億円送金し、北の核・ミサイル開発に貢献した
  • 統一教会系政治団体は保守的政治信条を掲げているが、それは偽装で、統一教会は反日だ

ちょっと思い巡らすだけでも、これだけ出てくる。実際にはもっとあるだろう。

もちろん全部ウソである。ハッタリにすぎない。しかし、まことしやかに語られたこれらのナラティブを信じ込んでいる人は多い。

残念だが、安倍元首相の名誉回復にはまだ時間がかかるだろう(統一教会はもっとかかる)。

しかし、こんな虚偽の情報洪水の中で、竹田恒泰氏は必死に安倍元首相の名誉を守ろうとしているように見える。

連載の後半部で竹田氏は、

続けて私が、鈴木氏が著書『「山上徹也」とは何者だったのか』で、自分を当事者として書いている点が売名行為ではないかと指摘した。

という記述を皮切りに、見開き2ページを使い、いくつもの理由を挙げて鈴木エイト(とマスコミ)を追及した。

いちいちもっともと頷きながら読んだ。

特集の影に隠れて目立たないが、とても良い内容である。未読の人はぜひ12月号にあたっていただきたい。

それにしても、鈴木エイトごときが一躍マスコミの寵児となる現代日本のポピュリズムの根深さ、罪深さには、ため息しか出ない。

【気晴らしsongs】


www.youtube.com

ギター伴奏によるしみじみとした「故郷の春」(韓国の代表的な童謡)。byユン・ソンエとチェ・ハンソル。

北朝鮮拉致問題に取り組む荒木和博氏(特定失踪者問題調査会代表)は、この「故郷の春」が大好きで、集会ではみんなで日本の「ふるさと」と一緒に合唱するという。

ブログに荒木氏による邦訳あり。氏は「ふるさと」の韓国語訳も試みている。

araki.way-nifty.com

*1:マスコミは、著名政治評論家の故・細川隆一郎氏に声をかけられ、統一教会系の「世界日報」に対談でたった1回登場したに過ぎない高市早苗氏も「接点あり」「ズブズブ」として批判した。こんな批判は馬鹿げているし、狂っている。