豹変に次ぐ豹変を繰り返す石破茂新首相。信念のない「アンチ安倍」だけで生きてきた人物を党総裁(=新首相)に選んでしまったのは、当の自民党議員である。
早くもそのしっぺ返しを受けることになった。
安倍路線を引き継ぐのは高市早苗氏しかいないのに、「高市では韓国、中国が黙っていない。アメリカも警戒する」という菅義偉元首相サイドが党内やマスコミに流した謀略情報に踊らされ、「国民的人気が高い」とのこれまた左傾マスコミが作り上げたイメージに乗せられて、石破氏を党総裁(新首相)にしてしまった。
愚かなことよ。
「不記載問題でこれ以上の処分はないと言われたから(決選投票で)石破氏に投票した」という内幕も暴露された。
それが、世論の反発を受けて、見事に豹変した。
自民党の不記載問題は、検察による捜査も終結し、党内処分も終わっている。これ以上やることはないというのが高市早苗氏の総裁選時からの一貫した主張だ。
高市氏がこれをその通り実践しても、反自民の世論は反発したかもしれない。しかし、党内的には筋が通っている。
しかし、石破氏は総裁選で表向き、不記載議員に厳しく対処するといいつつ、内々にはこれ以上の処分はないと言っていた。
そして、総理になると石破内閣として「これ以上厳しいことはしない」と発表した。それが反自民の世論の反発を買うと、手のひらを返して「不記載議員は公認しない」と言い出した。
公の立場では二転三転したことになるし、党内的には内々の話を反故にしたことになる。こんな二枚舌のリーダーに誰が付いていくだろうか。
衆院選惨敗で責任を取って退陣もあり得ると思う。
すべて第1回投票で1位だった高市氏に決選投票で票を入れなかった、旧安倍派一部議員とリベラル系議員の責任である。