吊りしのぶ

気の向くまま、思い付くままに。記憶にとどめたいoutputの場として。

訪朝から22年。朝日新聞はいつ小泉首相が「統一教会の大幹部」を呼んで北朝鮮の話を聞いたことを報じるのだろう?

2度目の訪朝から20年、最初の訪朝から22年が経つ。

朝日新聞はいつになったら、小泉純一郎首相が「統一教会の大幹部」を呼んで北朝鮮の話を聞いていたことを報じるのだろう?

AERA2007年11月19日号 web上の目次と紙の本文より

朝日新聞は「安倍家3代と統一教会のつながり」とか「安倍氏と統一教会の特別な関係」とか、執拗に安倍氏を貶めているが、安倍氏にとって統一教会は支援団体の1つにすぎなかった。

それも安倍政権特有の話ではない。むしろ第1次内閣で安倍氏が同教団を遠ざけていたのは、有田芳生氏も認めている有名な話だ。

第2次安倍内閣で自民党政権における旧来の関係に戻っただけ。当時、統一教会が「解散に値する社会的に問題のある団体」と思っていた人は、一部の狂信的反対者を除き、マスコミも含めてほとんどなかった。

実際、2016年と17年に統一教会が2つの民事裁判に負けて「教団の組織的不法行為」を認定されたとき、高裁判決を大きく報じたマスコミは1つもない。ベタ記事かスルーだった。

この組織的不法行為を認めた判決こそ、政府・文科省(文化庁)が今回、解散命令請求を裁判所に申し立てた最大の根拠だったというのに。

安倍氏の暗殺事件が起きるまで、宗教法人を所轄する文化庁からして、統一教会を問題視していなかった。

同教団も一部の信者が行う霊感商法から完全に手を引いていたし、2009年にはコンプライアンス(法令遵守)宣言を出して改革に動いていた。

安倍元首相ならずとも、誰が首相であっても、何らかのかたちで同教団の支援を受けたことだろう。

にもかかわらず、朝日新聞は異常な熱心さで「安倍元首相と統一教会のつながり」の証拠集めを行っている*1

疑えば目に鬼を見る。まさにそんな格言がぴったりだ。

だが、何度も言うように、統一教会は安倍氏と特別な関係にあったわけではない。教団側が長く自民党保守派を支持してきただけのこと。

それも厳密に言えば、政治団体の国際勝共連合が応援したのであって、統一教会は同連合の求めに応じて信者を選挙の手伝いに行かせただけだろう。

不思議なことに、朝日新聞は安倍元首相と統一教会の関係にはこだわるが、他の首相経験者が同教団とどんな関係を持っていたかには、ほとんど関心を示さない。

最初の小泉訪朝から22年、2度目の訪朝から20年。

www.asahi.com

節目の時だし、子息の小泉進次郎氏が自民総裁選に出馬したから、そろそろ出るかなと思ったが、やはり出なかった。

朝日は小泉父子になぜ忖度するのか?

小泉純一郎首相(当時)は2002年の訪朝前、自ら「統一教会の大幹部」を呼んで北朝鮮の話を聞いたと、朝日新聞系のAERAが2007年に書いたではないか。

だが、さらりと触れただけで詳しい中身は不明だ。AERAも朝日新聞も追跡取材を全くやっていない。

追跡取材をやれば、統一教会が拉致問題解決のために尽力したことが明らかになるからか? それとも統一教会叩きにマイナスになるから深追いしないのか?

tsurishinobu.hatenablog.com

「統一教会の大幹部」が小泉首相に何を話したのか、真相は分からない。

だが、訪朝前に小泉首相が自ら呼んだのだから、訪朝に役立つ情報を得たことは間違いない。

それはつまり、統一教会が日本の国益増進に大きな役割を果たしたことを意味する。一体これのどこが「反社会的」なのか?

あるいは、小泉元首相が統一教会と親密な関係にあった場合、「安倍家3代と統一教会のつながり」「安倍氏と統一教会の特別な関係」という物語が成立しなくなり、自社のこれまでの主張と矛盾するから朝日は取材しないのかもしれない。

「報道しない自由」を行使して、同教団を利すること、今も国民的人気の高い小泉元総理にマイナスになること、自社にとって不都合になることを、あえて報じない朝日新聞。

こんな新聞に情報を流して盛山文科相を叩かせた(らしい)教団信者はどうかしてるな。

*1:それはただの印象操作、世論工作にすぎないのだが。