- 1,勝共連合潜入ドキュメンタリー「反日と愛国」前・後編公開中
- 2,栃木県政界の重鎮・増渕賢一氏、バックに韓国由来の宗教団体があっても差別や侮蔑はしない
- 3,「愛国的でない勝共連合の会員には会ったことがない」と言うペマ・ギャルポ氏
1,勝共連合潜入ドキュメンタリー「反日と愛国」前・後編公開中
勝共連合潜入ドキュメンタリー「反日と愛国」の前編に続き、8月に入って後編が公開された。
十数分の予告編が公開された後、7月に前編が公開されたが、この前編は予告編の延長のような内容で今一つ。後編はどうなるかと思っていたら、こちらは出演者の本音トークが炸裂し、素晴らしい内容だった。
聞きどころは、栃木県政界の重鎮、増渕賢一(ますぶち・としかず)氏とチベット系政治学者のペマ・ギャルポ氏(日本に帰化)へのインタビューだ。
2,栃木県政界の重鎮・増渕賢一氏、バックに韓国由来の宗教団体があっても差別や侮蔑はしない
元栃木県議の増渕賢一氏は、自民党の公認を得て出馬した時期もあったとのこと。
勝共連合に出会ったのは1974年だという。初代会長・久保木修己氏の講演を聞いたのがきっかけで同連合を「信頼できる仲間」と認識した。
増渕氏が偉いのは、バックグラウンドに韓国由来の宗教団体があるからといって差別したり侮蔑したりせず、その考え方も知った上で、同連合と是々非々の姿勢で付き合ってきたことだ。
互いの考えが一致しない時もあり、しょっちゅう激論を交わしてきたという。
本音と本音をぶつけ合って、本気で同連合と付き合ってきた。だからこそ昨夏以来の統一教会批判、勝共連合を含む関連団体批判にも動じることはなかった。これこそ本物の保守派だ。
3,「愛国的でない勝共連合の会員には会ったことがない」と言うペマ・ギャルポ氏
政治学者ペマ・ギャルポ氏の話にも共感した。
「勝共」「反共」の同志として活動を共にし、勝共連合の支援を受けてきた自民党の政治家たちが、マスコミからマイクを向けられて「私は関係ありません」なんて言うことは情けないと一刀両断している。
自民党や保守系の政治家たちは、このペマ氏の怒りと嘆きの入り交じった言葉を何と聞くのか?
統一教会批判や非難の背景に自民党つぶし、保守派つぶしの策謀があることになぜ気付かないのかと思うと本当に腹立たしい。
「統一教会を解散させよ」と叫ぶ日本共産党は、自民党政治を頭のてっぺんから足のつま先まで全否定する政党ではないか。
また、霊感弁連こと全国霊感商法対策弁護士連絡会も、発足当初の1980年代から統一教会の息の音を止め、その政治活動をつぶそうと腹黒い策略を巡らしてきた組織だ。
中心メンバーの山口広、紀藤正樹両弁護士は改憲阻止のために設立された「九条の会」の発足当初からの賛同者、つまり筋金入りの左翼なのだ。
本来、自民党とは相容れない連中が、今は統一教会つぶしのために消費者庁や文化庁と手を組むという異常な事態が生じている。
全く情けないことこの上ない。
なお、ペマ・ギャルポ氏は既に昨年9月、統一教会と関連団体を批判しつつ安倍元首相を貶める日本のマスコミ報道に「絶望」を表明する寄稿を発表していた。
今回、ペマ氏の考えが揺らいでいないことを知り、改めて芯のある人だなと深い感銘を受けた。
ドキュメンタリーは前後編合わせて30分に満たない内容なので、すぐ見られる。特に後編は見応え十分だ。
制作はダイヤモンド・オンラインなどで活躍中のノンフィクション・ライター窪田順生氏。火中の栗を拾った窪田氏の勇気ある行動に拍手を送りたい。
また、顔出しで(もしくは顔を隠して)インタビューに答えた勝共連合の勇敢な会員たちに心からの賛辞を送る。
【気晴らしsongs】
ゴスペルソング「君は愛されるため生まれた」。日韓両国語で歌っている。