吊りしのぶ

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国際放送で偽情報を拡散したNHKの中国籍スタッフ、靖国神社落書きでも「軍国主義」「死ね」の言葉を勝手に追加/追記あり

NHKの尖閣・慰安婦・南京事件に関する偽情報拡散問題に、政府がやっとコメントを出した。遅すぎる。

NHK24年8月26日のニュースウェブ記事より

22日の時点で問題のあらましがある程度判明し、NHK自身も「視聴者へのお知らせ」を計3本発表したのだから、当日もしくは翌23日(金)にはコメントを出してもよかった。

だが、「遺憾を表明」とは及び腰だ。厳重注意とすべきだし、原因究明と再発防止策につき、所管する総務省に報告させなければならない。

しかも、触れたの尖閣諸島の件だけで、「南京大虐殺を忘れるな」「慰安婦は性奴隷」などのプロパガンダについてはスルーした。

ここにも政府の及び腰の姿勢が透けて見える。

NHKは自民党、国民民主党などの追及を受けるも、政府が腰の重いのをいいことに、自局の不祥事にもかかわらず、目立たないようにほとんどテレビの報道番組で報じてこなかった。

わずかに問題発覚当初の19日のニュースウォッチ9で短く触れ、NHKのウェブサイト上の目立たないところに「視聴者のみなさまへ」として3本のPDFファイルをアップしたのみ。

この事件を知っている国民は少ないと思う。わが妻をはじめ、自分の周囲の何人かに聞いてみたが、誰も知らなかった。

今日26日午前、林芳正官房長官が「遺憾」を表明したため、NHKもテレビで報道せざるを得なくなったのだろう。

午後12時の15分間のニュースの中ほど、8分あたりで短く報じた。それがこの記事。

www3.nhk.or.jp

産経も速報で12時49分に記事をアップした。

www.sankei.com

しかし実は、この事件、中国籍スタッフが何をやったかにつき、NHKの調査は後手に回り、次々と新たな事実が発覚した。

25日、問題の中国籍スタッフは、靖国神社落書き事件の原稿を読む際、「『軍国主義』『死ね』などの抗議の言葉が書かれていた」との文言を自ら創作し、勝手に付け加えていたと報じられた。

www.sankei.com

してみると、この中国籍スタッフは常習犯だった疑いが浮上する。もっと以前から同じようなことをやっていたのではないか?

NHKの日本人スタッフやリスナーが中国語が分からないのをいいことに、たびたび中国寄りのプロパガンダを流していた可能性が高い。

NHKは問題を矮小化せず、過去の放送に遡って徹底的に調査すべきだ。

用意したニュース原稿と実際の報道の録音データを照合して、今回、突発的に起きた事件だったのか、それとも常習的に起きていたことなのか、調査して公表してもらいたい。

常に政府や自民党、他組織や他者を厳しく批判しては「私たち国民に納得のいく説明を!」などと言ってきたのはどこのどいつなのだ。

他者に厳しく自分に甘いなんてことは許されないし、受信料を払っている視聴者への裏切りである。

おかしいと思う人は黙っていないでNHKに意見を届けよう!

www.nhk.or.jp

【追記】

拙ブログアップ後の午後5時50分からNHKが謝罪放送を行った。

www.sankei.com

「やっとか」というのが正直な感想だ。

それにしても、当初は「外部スタッフによる政治的発言などは過去に確認されていない」としていたのに、25日になって、靖国神社落書き事件の際にも、この人物が勝手に暴言を付け加えていたことが発覚した。

外部スタッフがこれまでに同様の行為を繰り返していなかったか改めて調査することを明らかにした。

と記事にあるが、当然だ。

最初から「過去に遡って調査する」と言うべきだった。

NHKの信頼は地に落ちた。

自分は、問題の中国籍スタッフだけでなく、他の外国籍スタッフにも同様の行為がないか調査すべきと思う。

【追記2】

NHKがトップページの下の方に表示する「視聴者のみなさまへ」に8月25日付けが加わった。