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「早田ひな選手批判」で中韓の難癖を擁護する窪田順生氏に呆れる

窪田順生(まさき)氏がダイヤモンド・オンラインでとんでもない主張を繰り広げていて腹が立った。

diamond.jp

窪田氏は、「特攻資料館に行きたい」と言えば、中韓が怒るのは当たり前だと言う。

もし中国人選手が「抗日紀念館に行きたい」と言ったら日本のファンだって怒るはず、逆の立場に立って考えれば分かるだろう、と書いている。

これは全くおかしな理屈だ。

確かに、中国人選手が「沖縄は日本の領土だ」「日本人は南京大虐殺を反省しろ」と言えば大抵の日本人は怒るだろうが、「抗日紀念館に行きたい」ぐらいで怒ることはない。

我々日本人は中国が共産党一党独裁国家だと知っているからだ。

中国には権力から独立したメディアは存在せず、あらゆる記者が共産党の研修を受け、共産党から資格証明をもらわない限り、記者として活動できない。

言論の自由がないのが中国という国だ。

であるから、大方の日本人は、

  • 「どうせ上から言わされているんだろ」
  • 「そう言わないとあの国では生きていけないんだろ」

と、むしろ同情するのではないだろうか。

一方、特攻隊について中韓がイチャモン付けるのは完全な筋違いだ。

なぜなら、特攻隊が攻撃対象にしたのは主に米軍であり、中国は関係ないからだ。韓国に至っては、当時は日本であり、特攻隊に攻撃されたわけではない。

早田選手の発言が問題だというなら、なぜアメリカ人から抗議の声がわんさか出てこないのか。

「特攻隊のおかげでアメリカ人は多大の犠牲を被った、そんな資料館へ行くなんてけしからん」

と、アメリカ人が言うならまだわかる。

もちろん、それに対しては、「貴国は原爆投下で罪もない一般人を何人殺したのか。特攻隊は一般人を攻撃していない」と反論することができる。

しかし、日米関係は同盟で結ばれており、戦後処理もサンフランシスコ講和条約で終わっている。今さら過去を蒸し返したりしないのが友好関係にある日本人とアメリカ人の基本的なマナーだ。

中国人や韓国人が、特攻隊とは何の関係もないのに早田選手の発言にイチャモンをつけ、彼女の気持ちを踏みにじるのは、歴史戦、世論戦の一環である。

彼らは過去の戦争を「日本の侵略戦争」と位置づけ、歪んだ愛国意識から、自分たちの歴史認識をあらゆる機会を使って日本人に植え付けようとしている。

中国人選手が早田選手のフォローを外したのは、彼らもそうした意識を持っていたか、あるいはフォローを外さないと歪んだ愛国意識を持つ多数の中国人や中国メディアに叩かれると恐れたか、そのどちらかだ。

そう考えれば、「早田選手を擁護する日本人は五輪の価値をぶち壊した」などと言うのが、どんなにトンチンカンで的外れか分かるだろう。

窪田順生氏は、知ってか知らずか、中韓の手先に成り下がっている。

我々日本人がやるべきは、国を挙げて早田選手を擁護し、中国の連中には「お前らに日本人の気持ちが分かってたまるか。軍国主義の美化というが、軍国主義路線をひた走っているのは、今の中国じゃないか」と厳しく言い返すことだ。